音楽と形式と

音楽について好き勝手語ったり解説したり

【本音】音楽を聴くことって?

※私が日常的に感じる疑問を隠さず書いています。もしかしたら不快になる方がいるかもしれません。その場合は「こいつは頭が悪いんだな」とでも思ってください。

 

みなさんは音楽をどのように聴いていますか?
私はよく「普通の人はそんなふうに聴かないよ(笑)」と言われることが多く、その都度疎外感を感じます。
私が考えるに、私は音楽についてその良さを語るなら、なるべく具体的に説明することを心がけています。
クラシック音楽なら「ここの部分のフレーズの捉え方とリズム捌きがいいんだよね」とか、歌だったら「ここの歌い方って言葉の切れ目とメロディの良さを両立するいい方法だよね」とか。
もちろん、初見の人とはこんな会話はしません。そういう人に対しては「ここ好きですね」とか毒にも薬にもならないことしか言いません。古くからの友人間での話です。

逆に聴きたいんだけど、君たちはどういうふうに音楽を聴いているの?
これは文章にするとうがった見方をしているように見えるかもしれないけど、本当に興味本位で。
だって、君もこの曲が好きなんでしょ?好きなら”なんとなく”なんてありえないでしょ。絶対に理由がある。どんなに小さなことでも、時間にしてわずか一瞬の出来事に全集中してそれが脳内にハッピーな何かをまき散らすのだとしても、それだって立派な好きな理由じゃないか。

もしかしたら、私が無意識に使っていない脳の部分があって、みんなはそれを使って聴いているのだろうか?
もしかしたら、私が聴き取れない音があなたたちには聴こえていて、だから僕の話す内容がいまいちピンとこないのだろうか?

人によって色彩感覚が異なるように、聴こえてきた音の集合体をどこまでを一つのまとまりとして把握するのかは人によって異なるはずで、私はそれを知ることが音楽自体の美を探求することと同格に重要であると考えています。

例えば、ここにC・E・Gからなる和音があったとして、それをE・G・CとG・C・Eとそれぞれ展開した場合に、どれが好きかなんて人によって違うはずなんだ。ちなみに私はクラシック音楽愛好家のくせしてG・C・Eの響きが好きだ。C・E・Gはフォーマルすぎるし、E・G・Cは重たい。

話を戻そう。
つまるところ私から見た彼らを理解するためには、彼らから答えを引き出すために、私自身の語彙力とかコミュ力を強化する以外に手はないような気がする。

じゃあ、そのために何が必要か?

うーん……

 

結局それを考える時間があったら、取りあえず音楽を聴いたり楽譜を見たりしちゃうんだよなー

 

谷村有美さんの『愛する勇気』を聴きながら