自称クラシック音楽オタの僕ですが、実は東方が好きです。
東方を知らない方なんていないとは思いますが……
東方プロジェクトとはZUNさんが制作している弾幕シューティングのことで、かくいう私も友達と学生時代に激ハマりしていました*1。
今でもちょくちょく遊んでいるのですが、先ほどアマゾンミュージックでサントラがあることに気づきました*2。
東方っていろいろと素晴らしい側面があるんですけど、やっぱり音楽は外せないと思います。
当時すでにクラシック音楽が好きだった僕はゲーム音楽自体をある種下に見ていて、「まぁどんな音楽にもある程度のファンはいるよね」って程度でした。最初はね。
ある程度ゲーム自体をやり込んでいって、楽しむ余裕が出てくるとそんな「ゲーム音楽」に対する見方が変わりました。
あれ、これめっちゃかっこいいじゃん……
おそらくこれはプレイしないとわからなかったことでした。
長めの4面道中を潜り抜けてからたどり着いた6面で流れるラスボスのイントロは筆舌に尽くしがたいし、スコアアタックをしている時の緊張感に深みを持たせてくれる曲の緩急。
ZUNさんのすごいところは、これが何度やっても、いつやっても新鮮に体験できるように弾幕やキャラクターと合わせて”配置”していることです。
ネクロファンタジアは八雲紫というキャラクターがあの弾幕を放ってくる、あの背景で流れている時が最高なのです。
これは推測ですが、音楽をそれ単体で魅せようというよりは、弾幕とキャラクターと音楽を掛け合わせて総合的にスーパーかっこよく見せるための最適化、これを無限にできるのがZUNさんの才能なのだと思います。
「音楽が他の芸術と結びつくとき、自らその身を堕とす」とはよく言ったものですが、この点で言えばゲーム音楽はオペラやバレエ音楽に似ているのではないでしょうか。
そしてZUNさんにかかれば「自らその身を堕とす」ことはなく、むしろさらに身を高めることに成功しているのです。
あんまり語っているとインターネット老人会になりそうなのでこの辺で終わります*3。
初心者の方は『感情の摩天楼 ~ Cosmic Mind』や『有頂天変 ~ Wonderful Heaven*4』あたり、もしくは道中曲なら『魔法少女達の百年祭』『明日ハレの日、ケの昨日』あたりがいいのではないでしょうか。
さて、いつになったら妖Ex10億点超えできるやら……